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なに【何】

類語・縁語

何があっても
「何(がなんでも)」の項参照/何としても/どんなことがあっても/必ず(~する)/絶対に(し遂げる)/(~を)欠かすことはない/(練習は)決して(休まない)/降っても照っても(稽古に励む)/照る日も降る日も(変わりなく~)
何かと
あれこれ(忙しい)/あれやこれや/何やかや/いろいろ(頭を悩ませる)/こまごま(と)(あって~)/あれもこれも(あって~)/雑多な(用事があって~)
何かと言うと
何かと言えば~/何かにつけ(て)~/事あるごとに/機会(さえ)あれば~/しょっちゅう/口ぐせのように/折りある毎に~
(強要・非譲歩などについて)何がなんでも
ぜひ/ぜひにも/是が非でも/有無を言わさず/無理やり(~する)/ごり押しによる/無理強いによる/強引に/どうあっても/どうしても(連れていく)/首に縄をつけても/遮二無二(~する)/突っ張る/(~を)死守する/硬直的(姿勢)/非妥協的(態度)/「きっちり(落とし前をつけてもらおう)」/「(そんなに)“勝負”(せんで下さい)」
(問題解決・目標達成などについて)何がなんでも
どんなことがあっても/どんな障害があっても/何としても/どんな苦労をしても/何をおいても/なりふり構わず/どうしても/是が非でも(やり遂げる)/不退転の決意で(臨む)/石にかじりついても/金のワラジを履いてでも(探し出す)/女房を質に置いても(~を手に入れたい)/万難を排して/歯を食いしばって/“わき目もふらず”(~する)/(~を)必死に(進める)/絶対に(諦めない)/断じて(やり通す)/(飲ま)ないではいられない/「(今夜は)飲まいでか」/「飲まざるべからずだあ」/(愛さ)ずにはいられない/「万金を積んでも(~がほしい)」/「金に糸目はつけない(つもり)」
何かにつけ
事あるごとに/事あるたびに/事ごとに/寄るとさわると/何ごとにつけ/何かあると/何かといえば/いつも/しょっちゅう/機会があると/陰になり日向になり/何くれとなく/折りに触れて/絶えず
何から何まで
「何から(何まで)」の項参照
何くれとなく
“親しく”(気を配る)/親身になって(相談にのる)/陰になり日向になりして(味方する)/(~のために)絶えず(気を配る)/あれこれ(気配りする)/こまごまと(面倒をみる)/何かにつけ/チャンスを見つけては/折りに触れて(声をかける)
何食わぬ顔
知らん顔/そしらぬ顔/(無関係の)ふりをする/知らないふり/しれっとした顔/“すました顔”/(無関係を)装う/とぼける/そらとぼける/口をぬぐって~/黙って(やり過ごす)/(~のことは)オクビにも出さない/(~の)素振りも見せない/“涼しい顔”で/ポーカーフェースで(やり過ごす)/(他人に心中を)悟らせない/こっそり(~する)/平然と/平気な顔で/“アヒルの水かき”よろしく~
何気ない
「何気ない」の項参照
何気なく
「何気なく」の項参照
何にしても
何にせよ/いずれにせよ/いずれにしても/どう転んでも/何によらず(~には不賛成だ)/とにかく(~すべきだ)/何しろ~/何はともあれ/「ともあれ(無事で何より)」
何の役にも立たない
(全く)役に立たない/焼け石に水/ヌカに釘/(~など)何の足しにもならない/何の慰めにもならない/「(~なんか)屁(へ)の突っ張りにもならん」
(休日・平日などに)何もしない
何もせず(に~)/ぶらぶら(して)/ぼうっと(して)(過ごす)/ボケーっと(して)(過ごす)/漫然と/だらだらと(過ごす)/“無為”の(時間)/“まったり”した(時間)/“惰眠”をむさぼる/“ひま”(をもて余す)/“酔生夢死”(すいせいむし)の/座睡(ざすい)的(日常)/“無為徒食”の(一生)/“無為空漠”の(生)/「時間を浪費するばかり」
(責任・義務などについて)何もしない
(問題を)放置する/(問題に)対応しない/(~を前に)手をこまぬく/拱手傍観する/(問題を)先送りする/(重要課題に)手をつけない/(~を)看過する/(無為)無策/(~を)ネグる/(仕事を)サボる/怠ける/“サボタージュ”/ネグレクト/行動しない/「責任の放棄だ」/(意識的)“思考停止”
何もできない
(何も)できない/何ともならない/(~するのは)不可能/なすところを失う/なすすべがない/手がつけられない/手の施しようがない/方法がない/(助ける)手立てがない/どうしようもない/見ているしか(方法が)ない
(生命性・目を引く物などが)何もない
“命”の無い(世界)/“死”の(世界)/(生命の)存在しない(環境)/荒涼とした(大地)/荒漠とした(原野)/漠々たる~/茫漠と(広がる乾燥地帯)/見渡す限りの(荒土地帯)/(~が)果てしなく続く/(~は)跡形もない/(~の後には)ぺんぺん草も生えない
(概念的・印象的に)何もない
虚無/空虚/無(の世界)/茫々たる(歴史のかなた)/(絶望の)闇が広がる/ガランとした/寒々とした(室内)/からっぽの/(精神の)空洞/(埋めようのない)むなしさ/索漠とした(心象風景)
(心配・不安などがなく)何より
(~を)喜ぶ/(ほかに)言うことはない/「(元気そうで)結構」/「(元気そうで)同慶のいたり」/「(無事で)よかった」/「(無事に終わって)うれしい」/喜ばしい/嬉しい/(~して)好都合/申し分ない
何よりの~
この上ない/ほかにない/第一の/一番の/特別の/最高の/最良の/ベストの/結構この上ない(贈り物)/かけがえのない(たから物)/とびきりの(ぜいたく)
(取り組み順位などについて)何よりも
何ものよりも/何をさておいても/何はさておき/まず最初に/まず第一に/何をおいても/イの一番に(~しなければならない)/最優先に(なされる必要がある)/(~することが)最も(大切)
(喜び・満足などについて)何よりも
何にも増して/この上なく/特に/たまらなく(うれしい)/最高の(ごちそう)/大の(お気に入り)/一の(お気に入り)/(~が)一番

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