よ【世】

類語・縁語

人・霊などの住む世

社会/世間/世の中/俗世/世俗/俗世間/“世情”（が落ち着く）/浮き世/この世/あの世/現世/来世/“世界”/“天下”（の称賛を得る）

（学生・未熟者などが）世に出る

世の中に出る/社会人になる/“一人前”になる/（仕事に）就く/（会社に）就職する/働き始める/（自分の）食い扶持を稼ぐようになる/（親の）膝下（しっか）を離れる/（社会に）巣立つ/（～に）船出する/（人生の）荒波に向けてこぎ出す/“新米”の（教師）/“駆け出し”の（新聞記者）

（芸人・芸術家などが）世に出る

（彗星のように）現れる/（華々しく）登場する/（～の）登竜門をくぐる/（スターダムに）のし上がる/（～で）話題をまく/（～で）人気を博す/有名になる/（～で）脚光を浴びる/（～で）売れる/（めきめき）売り出す/名を上げる/（熱狂的に）迎えられる/（広く）認められる/受け入れられる/メジャーになる/“早熟”の（ピアニスト）/“遅咲き”の（歌手）/（今を）ときめく～

世にも～

非常に/きわめて（珍しい）/この上ない/めったにない/普通でない/たぐいまれな/比類のない/たとえようもない/ことのほかの（美しさ）/“絶世”の（美女）/“最上”の/“無上”の/不世出の（ピアニスト）

世の習い

（～となるのが）この世の“決まり”/この世の“定め”/（この世の）道理/（浮き世の）習い/よくあること/つねに（見られる）/通常の/普通の/通例の/珍しくない/（～は）変わらない/いつの世も～/洋の東西を問わず～/（盛者必衰の）理（ことわり）/（動かせない）原理/（人の世の）“宿命”

世も末

末法（時）/世紀末の様相/退廃的世相/末期現象/末期的状況/末期症状/“この世の終わり”/残念な（世の中）/救いがたい/堕落した（人の世）/低劣堕落の/醜い/“病んだ”（都市）/“頽（くず）れた”（世の中）/“パンとサーカス”の（大衆社会）/エログロナンセンスの（世の中）/“嘆かわしい”/“憂うべき”（世の中）/「（全く）情けない」/「慨嘆に堪えない」/「ひどいもんだ」/「正気の沙汰ではない」/「語るに落ちたとはこのこと」/「（今の世の中）なっちゃいない」

世を去る

この世を去る/（この世に）別れを告げる/寿命が尽きる/他界する/（死者の世界に）旅立つ/死ぬ/没する/（～が）亡くなる/（ご）逝去（せいきょ）する/逝（い）ってしまう/鬼籍（きせき）に入る/泉下（せんか）の人となる/“あの世”へ行く

世を忍ぶ

「忍ぶ」の項参照/本来の姿を隠す/“隠れて”生きる/人目を避けて（生活する）/ひっそり暮らす/息をひそめて/（人に）知られないように/目立たないように（生きる）/世をはばかって/“正体”を隠して生きる/“人知れず”生きる/世間に紛れて暮らす/（～に）身を“やつして”暮らす/（～は～の）“仮の姿”